【商談のゴールデンスタンダード】問題点特定編
ビジョン共有の次なるステップ(ステップ4)が問題点特定である。
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ビジョン共有と問題点特定の2ステップを合わせて、
"ニーズ把握"と定義する。
多くの場合、ニーズ把握はこの問題点特定だけのことを
指すケースが多いが、問題点特定のみだと
・顧客が自分で自分の問題点を把握しているケース
・顧客が現状に満足してしまっているケース
などにおいては、問題点特定のヒアリングが
退屈で時間の無駄に感じられかねない。
『いや、知ってるし。』と思われてしまうのである。
なのでそうならないよう、
前段階で大きな話をして顧客の視座を上げて
現状とのGAPを大きく見せてから道を示してあげることで
現状の問題点や課題が浮き彫りになり
それが腹落ちするようになる。
なので、ビジョン共有⇒問題点特定という
流れを作ることが大事になるのである。
特に、商談の相手が経営者クラスになればなるほど
この流れは重要になり、
ビジョン(経営)から逆算した課題として認識していただくことで
その後の提案の刺さり方が大きく変わってくる。
このような流れを作ることによって、
ただのヒアリングだと思われがちな"ニーズ把握"という
ステップにおいても商談の主導権を握り、
顧客を誘導できる【ナビゲーションセールス】が実現する。